ワンコが家にやって来た、ポンデとの出会い
ある日、娘から一生のお願いだから犬を預かって欲しいと連絡があった。
犬を飼っているなんて全く知らなかったのでビックリ。
どういうことか聞いてみると、どうも思ったよりデカくなったのと、よく吠えるようになったことが原因らしい。
娘はアパートに一人暮らし。
そのアパートでは動物を飼ってはいけないのに、ペットショップで一目惚れして衝動的に飼ってしまったらしい。
飼っていることが分かれば追い出されるかもしれない。
まったく親の顔が見てみたい、って俺か!
そして娘がどうとう犬を連れてやって来た。ポメラニアンとパピヨンのミックスだという、
初めて見た印象はポメラニアンにしては少し大きくて、顔はなんとなく愛嬌がある感じがした。
そして家に入るなり、あっちこっちにオシッコをしまくった!
なんだこの犬、しつけがなってない、まだ新築なのに。
娘と僕と嫁さんで捕まえようと追っかけるが、逃げ足が速くて捕まりゃしない。
やっとのことで娘に取り押さえられ大人しくなった。
あ〜先が思いやられる。
2、3日して犬を置いて娘が帰って行った。とんだ置き土産だ。
犬はといえばケージに入ってお座りをしてこちらを向いている。
笑っているように見える。よくよく見ると可愛い顔をしているではないか。
ジャニーズ系かなと思いながら、しばらく見つめ合っていた。
この犬の名前はポンデというらしい、何てふざけた名前だ!こんな変な名前を付けられて可哀想に、ちょっとふびんに思った。
今では、ポンと呼んでいる。
家には十年以上飼っている猫がいて、上手くやっていけるか心配だ。
猫の名前はプリンといってもう人間でいえば、おばあちゃんの歳だ。
そのプリンとポンデの初対面の時がやってきた。
しばらくお互い警戒をしていたが、ポンデがプリンに接近したとたん、プリンにフー❗️と威嚇され、ポンデは一瞬たじろいた。
しかし懲りずに近づくとプリンはプイと、どこかに行ってしまった。
これは厳しい状況だ、馬が合わないのだろうか?
まぁその内慣れるだろう。
数日が立ちポンデは徐々にここでの生活に慣れ始め、我が家の一員らしくなってきた。
飼ってみるとやっぱり情が移り可愛くなってきた。
特に嫁さんが可愛がるので懐いていた。抱っこが好きで暇さえれば自ら抱かれに行った。
抱っこ犬の誕生だ。これも特技のひとつだろうか、何時間でも座っている嫁さんに抱っこされて寝ている。
嫁さんもポンデも同じ格好で椅子に座って、テレビを観ながら何時間もいられることが我慢強いと感心した。
他にやることはないのか?家事は大丈夫なのか?
と、心の中でぶやく小心者の私。
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